鳥羽市内の小学校で海の課題を学び考えるイベントを開催!【学校給食連携イベント】身近な海で起きていること ー海のためにできることを考えようー
一般社団法人旅する学校は、2024年2月13日【学校給食連携イベント】身近な海で起きていることー海のためにできることを考えよう―を開催。開催地である三重県鳥羽市相差町は漁業が盛んな地域で、海女さんの数も多いところです。普段から慣れ親しんでいるはずですが、実際に海で起きていることを知らない子どもたちも多く、授業で身近な海を背景に海の課題を学び、学校給食を通して、未来へ繋げるために自分たちに何ができるか?を考えてもらいます。
2025.02.12
一般社団法人 旅する学校(代表:山藤旅聞)(※)は、2024年2月13日に【学校給食連携イベント】身近な海で起きていることー海のためにできることを考えよう―を開催いたします。開催地である三重県鳥羽市相差町は漁業が盛んな地域で、海女さんの数も多いところです。すぐ近くに海があり、普段から慣れ親しんでいるはずですが、実際に海で起きていることを知らない子どもたちも多く、授業で身近な海を背景に海の課題を学び、学校給食を通して、未来へ繋げるために自分たちに何ができるか?を考えてもらいます。
海のごちそう地域モデルinみえ熊野は、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
(※ 日本財団「海と日本プロジェクト」 海のごちそう地域モデルinみえ熊野 事業実施主体)
本プロジェクトの目的
豊かな自然に恵まれた三重県。中でも伊勢志摩から熊野古道へ続く海岸線は、イセエビやアワビ、サザエなどの海の幸の宝庫。そして彼らが生きるのになくてはならないのが海藻たちです。その海藻が海の森となる藻場(もば)をつくり、多くの生物たちにとって海のゆりかごとなっています。
しかし近年、三重県沿岸では、海の森の減少が急速に進んでいます。原因の一つは、地球温暖化や黒潮の大蛇行に起因する海水温の上昇によって海藻を食べる魚(植食性魚類)が増えていることにあります。
ところが、これらの魚たちは、あまり美味しくないイメージがあり、漁師さんも好んで水揚げせず、一般的に流通する機会も少ない魚たちです。
そこで私たちは、これらの魚たちを美味しく食するプロジェクトを通じて、漁師さんたちに積極的に水揚げしてもらい、海藻と魚たちの友好的なバランス関係を目指していきます。そしてこの取り組みを通じて、次世代を担う子どもたちと一緒に海から学び、考え、海といのちを未来へつないでいきます。
イベント概要
海のごちそう地域モデルinみえ熊野では、海藻の森(藻場)が減っていくいわゆる「磯焼け」の課題に取り組んでいます。当事業では学校教育との連携にも力を入れており、今回、県内のモデルケースとして三重県内の小学校で、学校給食連携イベントを実施します。磯焼けが起こる要因の一つである植食性魚類(シーベジたべるフィッシュ)のアイゴを美味しく食べながら、海の課題(今回は磯焼け)について学ぶために、学校給食への食材の提供を行い、先生たちの協力を得て、子どもたちが食べやすいメニューを提供します。また今回は、給食で食してもらう前に、海の課題についての授業を行い、子どもたちは「身近な海でいま何が起きているのか」を学び、「みんなでできること」を考えます。
なおこの取り組みは、鳥羽市教育委員会の「鳥羽が好きふるさと給食」に合わせて行うもので、鳥羽市内全小中学校・幼稚園でアイゴを使ったメニューが提供されます。
日時 |
2025年2月13日(木)11:35~13:00頃 |
会場 |
鳥羽市立弘道小学校(三重県鳥羽市相差町1014) |
プログラム |
授業対象:4・5・6年生(20名) 場所:学校内教室 4限目:11:35〜12:20 12:30 13:00 (その他) |
その他参考
鳥羽市教育委員会のプレスリリース資料https://www.city.toba.mie.jp/material/files/group/9/R70203furusatokyuusyoku.pdf