38カ所中37カ所の河川・港湾でマイクロプラスチックを発見
一般社団法人ピリカは、プラスチックの海洋流出問題の実態解明を目指すプロジェクト「アルバトロス」の一環として「国内外の河川/港湾におけるマイクロプラスチック等の浮遊状況調査」を2018年10月12日に発表しました。
調査には「アルバトロス5号機」というマシンを使用。これは、水面付近におろし、バッテリー駆動のスクリューで水を吸い込んでごみを回収するシステムとなっていて、狭い河川や港湾、さらに、池などの流れのない場所でも調査が可能です。
このマシンを使って関東・関西・ニューヨークの河川・港湾38カ所を調査した結果、37カ所からマイクロプラスチックなどの小さなプラスチックごみが見つかりました。それら1,000個ほどを分析すると、人工芝や農業用の肥料カプセルによって生じたマイクロプラスチックがあると、製品を特定できたものもあったと言います。また、河口付近だけでなく、川の上流でも見つかったとのことです。
詳しい調査結果は、こちらからご覧ください。
https://opendata.plastic.research.pirika.org/