12歳以下の水難事故に関する安全教育の必要性が浮き彫りに
日本財団 海のそなえプロジェクトが、日本ライフセービング協会、日本水難救済会とともに水難事故が増加する7~8月を迎える前に、水難事故に関する3つの調査を実施いたしました。
この調査では、これまでの水難事故防止策の常識を疑い、何が正しくて、何が有益な対策なのかを明らかにするべく、「水難事故に関するファクト・実態調査」「国民の水域利用と水難事故に関する意識調査」「水泳指導に関する意識調査」の3つの調査を行いました。
水難事故が増加する夏。また、学校での溺水事故においては、「『コピペ事故(=似たような事故)』が繰り返されている」と専門家は話しています。実際に「交通事故による死者数」と「溺水による死者数」を比較してみると、交通事故が右肩下がりなのに対して、屋外の溺水事故は横ばいで、水難事故はこの30年ほどで減っていないという結果に。
また、調査結果によって、「水難事故の発生は14時に多い」、「約5人に1人が「自力で陸や地上に戻れない」「意識を失う」「心肺停止になる」といった溺れの経験がある」、「溺れの経験のある人において、当時のプールでの泳力は25m以上泳げる人が約半数だった」、「溺れの経験の時期は、12歳(小学生以下)までが多く、溺れの多くは、幼少期の体験である」など、さまざまな実態が明らかになりました。
詳しい調査結果は、こちらからご覧ください。
https://www.nippon-foundation.or.jp/app/uploads/2024/06/new_inf_20240619_02.pdf