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地域限定「アサヒ十六茶ラベルレスボトル」で瀬戸内海の海ごみゼロを発信!

業界初のラベルレスボトルを採用したアサヒ飲料とコラボ商品を発売。瀬戸内海エリアで海ごみゼロを呼びかけます

2021.12.09

地域限定「アサヒ十六茶ラベルレスボトル」で瀬戸内海の海ごみゼロを発信!

瀬戸内海エリアでは今、地域の海洋ごみ問題の解決に向けた「瀬戸内オーシャンズX」プロジェクトを2020年末から展開しています。岡山・広島・香川・愛媛で地域や業種の垣根を超えてさまざまな企業・団体が、課題解決のために取り組んでいます。
広島に拠点を置くアサヒ飲料中四国支社も、参画企業として活動されていますが、今回、瀬戸内オーシャンズXとのコラボで「アサヒ十六茶ラベルレスボトル 瀬戸内オリジナルデザイン」が地域限定・数量限定で発売されました。

環境負荷の低減につながるラベルレスボトルの十六茶4本パックを瀬戸内オリジナルデザインの紙パッケージで販売。パッケージには地域の海洋ごみ問題を啓発するメッセージを掲載し、海ごみゼロアクションを呼びかけました。

地元の海洋ごみ問題の解決について、「まずはこういう商品があることと、生活に取り込むことで環境改善につながることを知っていただき、自分ごととして考えてもらえたらと思います」と語ってくださったアサヒ飲料中四国支社MD部の尾崎隆二さん、植野真治さんに、コラボに込めた思いなどを伺いました。

環境意識の高まる瀬戸内エリアで、ラベルレスボトルでコラボ

11月2日に発売されたコラボ商品を手がけた中四国支社は、その約2ヶ月前に、それまでの中国支社と四国支社の統合によって誕生したばかりでした。

「中四国支店を置いている広島県では、6月に、官民連携で海洋ごみ問題に取り組むGSHIP(GREEN SEA 瀬戸内ひろしま・プラットフォーム)が組織されるなど、環境に対する注目や意識が高まっていました。会社としても『容器包装2030』の目標を掲げて環境問題に取り組む中、中四国エリアで独自にできることがないかと検討していたところ、瀬戸内オーシャンズXを紹介する記事を拝見したんです。目的も事業エリアもちょうど重なるのだな、と興味を抱いたのが最初のきっかけでした」と尾崎さん。

そんなタイミングも相まって、コラボ企画はスムーズに進捗。企画に採用したのは、同社の代表的な環境配慮商品である十六茶のラベルレスボトル、紙パッケージには海問題解決のためのアクションを促す瀬戸内オリジナルデザインで制作を進めました。

そもそもラベルレスボトルは、アサヒ飲料が業界で初めて2018年に開発・採用したもので「商品には商品情報の記載が義務付けられていますが、ラベルレスとした時点で、商品情報の記載があるケース単位でしか販売できなくなります。ケースで店頭に並ぶので、お客様からはラベルレスなのかどうかも、ラベルレスの良さも伝わりにくいのです」とリアル店舗でのアピールの難しさがあるのだとか。
環境意識の高まる瀬戸内エリアで、ラベルレスボトルでコラボ
一方、ECサイトではラベルレスボトルが選ばれ始めているそうで、「リモート需要もあって昨年の売上は2019年比で約2倍と成長しています」と植野さん。売上に比例して、エコ意識が社会に広がっていると言えるかもしれません。

「当初、お客様から『エコは当たり前だけどラクでなければ続かない』という声をいただいて、エコより先にラクがあるべきだと『ラク&エコ』というキャッチコピーが生まれたのです。今ではお客さまからも支持をいただいていますし、自分自身、分別の際にラベルを剥がす手間が省けて、本当にラクだなと実感しています」という尾崎さんの言葉に、取材スタッフ一同も深く頷いていました。

さまざまな企業連携で海ごみゼロアクションをアピール

今回のコラボ企画で伝えたいことは数多くありましたが、紙パッケージのスペースの都合により、アピールポイントを海洋ごみの実情と十六茶ラベルレスボトルの紹介に絞ってデザイン制作。その分、店頭POPで、一人一人の商品の選び方や積極的なリサイクル行動が瀬戸内の海洋環境保全につながることをアピールしていきました。さらにお客さまの店頭への誘導を図るために、オリジナルCMの放映や夕方の情報番組内でプレゼント企画を1週間実施するなど、海と日本プロジェクトin広島の運営事務局も『海洋ごみ問題ジブンゴト化プロジェクトin広島』の担当が中心となってバックアップ。さまざまな連携で、コラボキャンペーンを展開していきました。

植野さんから、「コラボ商品発売の際に、小売・流通面で協力いただいたイズミさんと一緒に県庁を表敬訪問させてもらいました。イズミさんは県のGSHIPに参画する企業同士でもあり、県内企業が連携したこの取り組みに、県知事から感謝の言葉をいただきました」とお聞きして、地元での活動に高い期待が寄せられていることも伺えました。
さまざまな企業連携で海ごみゼロアクションをアピール
さまざまな企業連携で海ごみゼロアクションをアピール

コロナ禍でのコラボが、今後の環境問題への貢献を深めるきかっけに

また、ふだんから清掃活動に参加されるなど環境意識の高い社員の皆さんにとっても、思うように活動できないコロナ禍でこうした環境保全活動に取り組めたことは、意義があったと尾崎さんは振り返ります。
「今回のコラボ企画を通じて海プロへの認知も社内で広がりましたし、これからこの地域の環境への貢献を深めていく段階だと捉えています。このご縁をきっかけに、今後も瀬戸内地域での啓発活動に一緒に取り組んでいけたらと考えています」

企業活動として瀬戸内海の環境保全に尽力されているお二人ですが、最後に地元の海、瀬戸内海について思うことをお聞きしてみました。
山口県出身の植野さんは「母が瀬戸内海に面した町の出身で、母が育ったこの海を自分としても守っていきたいと思っています」と受け継いだ思いを聞かせてくださいました。
尾崎さんは大阪のご出身だそうですが、「広島に来る前は香川の高松に在籍していてもう8年ほど瀬戸内海地域で暮らしています。瀬戸内海は独特の穏やかさがあり、海と島がつくりだす独特の景観があります。他エリアにはない、世界に誇れる資産だと考えると、今後もこの海を大切にしていかないといけない、継続した取り組みをしていかなければと思います」と力強く語ってくださいました。

美しい瀬戸内海を地域一丸で守ろうと、ラベルレスボトルにメッセージを込めて、現在も中四国エリアの店舗にて発信中です。瀬戸内海エリアで築かれる連携によって生み出される活動成果にも期待が集まっています。

コロナ禍でのコラボが、今後の環境問題への貢献を深めるきかっけに
コロナ禍でのコラボが、今後の環境問題への貢献を深めるきかっけに