企業や団体と一緒に海をPR!注目されたユニークな取り組み 〜PART 2〜
ラッピングバスにライトアップ、ねぶた祭など、2019年はPRイベントも多彩に開催
2019.12.04
連携パートナー企業とのコラボ商品もたくさん誕生した2019年ですが(詳しくはPART 1)、注目されたのは販売物だけではありません。交通機関との連携や、伝統の祭りや文化財とのコラボなど多彩なイベントが展開されました。今回は各地で開催されたユニークなPR活動をご紹介します。
交通機関と連携して乗客にアピール
交通機関を利用するみなさんに向けて、海の未来を守ろう!というメッセージを発信するイベントも、全国でさまざまに展開されました。
神奈川の湘南モノレールでは「かながわ海新聞号」が9月に運行されました。これは小学生が海の大切さを学ぶプロジェクト「かながわ海新聞、ちびっこ記者になろう」の一環として、海新聞の発行を記念して企画されたもの。期間中は車内に抜粋版が掲示され、各駅でも海新聞を配布し、たくさんの乗客の皆さんに海新聞を読んでもらいました。
かながわ海新聞号に乗って江ノ島にいこう!
ラッピングバスが登場したのは岡山県の両備バス。これは夏休みの「里海づくり調査団」に参加した子どもたちがワークショップで学んだ成果を、バスの車体に表現したもの。海の生き物イラストや啓発標語などが描かれました。また車内には子どもたちの調査シートも展示され、約1ヶ月間、岡山の人々に里海についてアピールできました。
子どもたちが学んだ成果を発信!オリジナルバス完成!
横須賀と南房総を船で結ぶ東京湾フェリーでは、「乗船するお客様を楽しませるという点で、海は仕事仲間。海は、ふだんと違う体験や思い出をつくれる場所であることを広めていきたい」と、船内の一角に海と日本プロジェクトコーナーが設置され、ポスターやチラシが展示されました。約40分の航行中に船内アナウンスでも呼びかけ、積極的なPRが行われました。
しらはま丸とコラボ!海プロ展示コーナー
歴史ある祭や文化財とのコラボでも注目
日本の伝統の祭りや文化財とのコラボによって、訪れた大勢の観光客に向けてアピールするイベントも多彩でした。
2019年は、日本三大祭りのひとつ「青森ねぶた祭」に、青森山田高校と青森大学とともに初参加しました。ごみを拾う姿を表現した「海ごみゼロねぶた」で沿道のお客さんにアピールしながら、最後尾では「CHANGE FOR THE BLUE リヤカー隊」が会場のごみを回収。熱気に包まれた会場で、熱い視線が注がれていました。
【史上初!】青森ねぶた祭に「海ごみゼロねぶた」と「CHANGE FOR THE BLUE リヤカー隊」が出動しました!!
また島根では、出雲大社や松江城、日御碕灯台など県内の文化財や観光スポットが一斉にオーシャンブルーにライトアップされました。8月の「しまね海ごみゼロの日」を周知するために開催されたイベントで、昼間は一斉ごみ拾いも実施され、海の環境を守ろうと多くの人にメッセージが届けられました。
「しまね海ごみゼロの日」スタート!
少しずつ連携の輪が広がり、2019年は多くの人々にメッセージを届けられる公共の機関でもさまざまなイベントが開催されました。海の未来を守ろうという意識と活動が、全国の多くの人々に広がることを願っています。