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地元で大人気!子どもたちの研究をきっかけにインスタント焼鯖そうめんがコラボ商品に!

体験学習「鯖そうめん拡め隊」の調査活動からコラボ商品誕生。次は局地的人気を全国へ広げたい!

2021.02.26

地元で大人気!子どもたちの研究をきっかけにインスタント焼鯖そうめんがコラボ商品に!

琵琶湖の湖北、長浜周辺で地域的ブームを呼んでいる「長浜つるつる焼鯖そうめん」をご存知でしょうか。
製造販売するのは、海と日本プロジェクト推進パートナーの長浜萬商。長浜の郷土料理、鯖そうめんをインスタントにしたカップ麺なのですが、実は海と日本プロジェクトin滋賀県が2019年に開催した体験学習イベント「鯖そうめん拡め隊」に参加した子どもたちの研究活動をきっかけに、コラボ販売に至ったものなんです。
限定販売終了後もなお人気というこのインスタント焼鯖そうめんですが、いったい地元でどんな盛り上がりを見せているのか、販売元である長浜萬商の清水大介社長にお話をうかがいました。

「鯖そうめん拡め隊」が広げたご縁でコラボが決定

そもそも鯖そうめんとは、焼いた鯖を甘辛く炊いて、その煮汁でそうめんを一緒に茹でて皿に盛り付けた料理。かつて福井の港から京都へ海産物を運んだ鯖街道の支流が延びていた長浜に根付いた郷土料理です。いまでも長浜では、お祭りの際のおもてなし料理として親しまれています。

そんな鯖そうめんのインスタント商品が開発され、コラボ販売されるきっかけになったのは、子どもたちが「海のない滋賀の郷土料理がなぜ鯖そうめんなの?」と調査研究を行なった2019年の体験学習でした。長浜萬商の清水社長が、子どもたちのこの研究活動を知り「子どもたちでも簡単に作れる鯖そうめんを作ろう」と海プロとのコラボが決定したそうです。

もともと醤油などの業務用食品の卸業を営んでいる長浜萬商ですが、近年は「長浜のええもんを発信する会社」として、自社開発商品も手がけているそうです。
これまでにも焼鯖と乾麺をセットにした商品は手がけていたのですが、これを機に、お湯をかけるだけのインスタント商品の開発がスタートしました。
「鯖そうめん拡め隊」が広げたご縁でコラボが決定

地元の誰もが思い出をもつ郷土料理だからこそ、みんな構いたくなる

コラボ商品の製造は意外にもスムーズに運んだそうです。ノルウェー産の鯖を使用し、製造は従来通り協力企業が醤油で甘辛く炊き上げました。できあがった鯖を麺とセットしたりパッケージにコラボシールを貼ったりする工程は、せっかくの機会なので収益金を役立ててもらえればと地元の福祉施設に依頼。今後も継続したいと喜ばれているそうです。
また海プロ事務局と協議して、容器には環境配慮資材を採用しました。
「私の経験上、環境資材容器だとコストアップが懸念されたのですが、改めて見積もりを取ってみると、コスト差はほぼなくなっていたんです。10〜15年前と比べて、環境課題に対する対応状況があきらかに変わっていました。私自身、コラボのおかげで情報が更新できました。家庭でのゴミ分別がラクという理由でお客様の反応も良好です」

販売がスタートしてから、現在も品薄状態が続くというヒット商品になったそうですが、これは地元のスーパー平和堂の協力が大きかったと清水さんは振り返ります。
「ふだんからおつきあいのある店長さんが商品を面白がってくれて、他店にも紹介してくれたんです。ご紹介を受けた当日に先方へ伺ったら、「もう聞いているよ!」というスピード感で話が進みまして、結果、9店舗で取り扱っていただけることになりました」

他にも、地元の企業や人々が、さまざまな形で協力してくれたのだとか。
「取り憑かれたかのように、次から次へといろんな人が関わってくれて、とんとん拍子で話題になっていきました。テレビCMも決まるし、タレント自らが鯖のかぶりものをして出てくれたり。「さばそうめん音頭」や「さばそうめんのバラッド」なんかも発売されたんです。意図せず面白い展開になっていました」

他の商品とは明らかに異なる盛り上がりを見せているこの現象について、清水社長自身、自問するそうです。
「長浜エリアだけという、限定された自分たちの話題であるうえに、地元の人は皆この郷土料理に何かしらの思い出を持っていて、それぞれの立場で愛のあるつっこみができる面白さがあったのではないかと思います。
いまは学校でも子どもたちが、さばそうめん音頭を口ずさんでいると聞いています。願わくば、運動会の出し物にしてもらえないかなと思っています」
冗談とも本気ともつかない真面目な表情で、清水社長は新たな夢を語られていました。
地元の誰もが思い出をもつ郷土料理だからこそ、みんな構いたくなる

学習のスタート地点「黒壁スクエア」に、新しく販売PR拠点をオープン

そんな清水社長ご自身、生まれも育ちも長浜だそうです。
「母は鯖街道の起点である福井の出身で、魚は刺身で食べるものという感覚らしく、焼き鯖はあまり食べません。それでも家の食卓には焼き鯖が当たり前のようにあがっていましたね。私はもっぱら酢醤油で食べていました」
焼鯖は長浜の人たちにとって身近な食文化、海とのつながりを感じる共通アイコンなのかもしれません。

そんな思い入れのある焼鯖そうめんを、観光客にももっとアピールしていこうと、2020年12月、観光スポットである黒壁スクエアに「さばそうめん食堂@まんぷく丸」をオープン。
「長浜からの贈り物となる「長浜つるつる焼鯖そうめん」を提供する食堂ですが、商品自体がインスタントですから、全てセルフサービスなんです。え?セルフなの?と訪れた観光のお客様たちに面白がってもらえたらいいなと思って始めてみました。
商店街を盛り上げるためにも、ここで何か面白いことできないかなと、海プロとも相談させてもらえたらと考えています」
と語る清水社長の口ぶりは、すでに次の秘策を考えているかのような様子。
これまでを振り返ってもらうと、
「鯖そうめんを研究する子どもたちの活動を知り、インスタント麺を開発して、今度は子どもたちの学習のスタート地点だった黒壁スクエアに販売PR拠点を作って。ここから長浜を盛り上げていきたいと思っています」と清水さん。
鯖そうめんの認知度が全国へ拡がっていけば、「鯖そうめん拡め隊」として奮闘した子どもたちもきっと誇らしいはず。
長浜のソウルフード、今後の展開が楽しみです。
学習のスタート地点「黒壁スクエア」に、新しく販売PR拠点をオープン