海辺の文化発信!極彩色な伝統イベント紹介
2018.07.17
夏の風物詩といえば、風景、花、食べ物、音、行事や風習など、数多くのものがありますが、地域によって特色のあるものも多くあります。
今回は、そんな海辺の文化を残す“参加できる”イベントをご紹介します。
砂丘しゃんしゃんフェスタ | 海と日本PROJECT in とっとり
※動画は昨年のものです。
2017年6月に第3回が開催された「砂丘しゃんしゃんフェスタ」。鳥取市では毎年夏に「鳥取しゃんしゃん祭」が行われますが、その時踊られる“しゃんしゃん傘踊り”をみんなで踊って鳥取の魅力を、全国へ発信することを目的にはじまりました。
鳥取県東部に伝わる「因幡の傘踊り」が原型とする“しゃんしゃん傘踊り”は音楽に合わせて傘についた鈴の音を“シャンシャン”と鳴らすのが特徴。
この時使われる“しゃんしゃん傘”は、鳥取伝統のもので竹の骨組みに和紙を張り、赤・青で塗った後に金銀の短冊で飾り、鈴が取り付けられています。
踊り子たちは、海を背景にした砂丘の上で息を合わせて一斉に踊り、その様は砂丘に咲いた傘の花のようで訪れた来場者を魅了。傘踊り体験会では、踊り子が直接参加者に傘踊りをレクチャーします。
奄美の夏の風物詩・舟こぎ競争 | 海と日本PROJECT in 鹿児島
※動画は昨年のものです。
奄美大島で毎年8月に行われるのが、奄美まつり。この半世紀以上の歴史を誇る祭りの中で、最も大きな盛り上がりをみせるのが、奄美の伝統文化であり、夏の風物詩の「舟こぎ競争」です。
集落や職場、友だち同士の8人1組で舟を漕ぎ、170mのコースを往復するタイムトライアルレース。
このレースに使われる船は「アイノコ」と呼ばれる、大正時代に考案された木製船。船は全て地元の舟大工さんの手作りで、今、アイノコを作ることができる現役舟大工はただ一人。歴史を繋ぐために、一生懸命作り続けています。
「舟こぎ競争」には、40年以上連続で出場している87歳の男性の姿もあり地域に根ざした文化だということが伝わります。
第55回奄美まつりは、2018年8月2日から5日に開催予定。
●まとめ
地域に脈々と伝わってきた伝統文化を受け継ぎ、残していく。そのためにはまず、イベントを盛り上げて多くの人に知ってもらうことが大切です。そして、見るより体験するのが一番ですね。後世に今残る文化を伝えて、見て触れてもらえたら嬉しいですね。