行楽の秋、学びの秋、海を学べるイベントは大盛況。今後の広がりにも期待!
関連事業のほか推進パートナー独自の企画もたくさん! 楽しさ伝わる海のイベントレポートをご紹介します。
2022.12.01
気がつけば2022年も残り1ヵ月。師走に入りましたが、今年も行楽の秋、学びの秋には各地で海に関わるイベントがたくさん開かれました。
例えば親子で参加できる食育イベント、高校生ら若者によるオンライン国際交流会など、対象も内容も異なりますが、共通しているのは参加された皆さんのイキイキとした様子!
それぞれのイベントで体験したことが、きっと海の未来につながっていくことと思います。
海と日本プロジェクトの関連事業として実施されたものだけでなく、推進パートナーによる独自の取り組みなどもあり、今年もまた、海に関わる活動が全国で大きく広がったように感じます。
今回は、そうした海のイベントに参加された皆さんの驚きやワクワクが伝わってくるレポートをご紹介します。
出張おさかな授業で鮭を捌いて食べる! ちびっ子たちも果敢にトライ
オホーツク海沿岸に位置する北海道雄武町からひと山越えた下川町では、出張おさかな授業が開催されました。講師を務めたのは雄武町子ども育成会会長の四辻さん。
参加者は未就学児から大人まで総勢50名にのぼり、14本もの鮭を捌いて食べたのだとか。特にちびっ子たちは初めての魚捌きに大騒ぎだった様子ですが、最後は子どもも大人もみんな、お腹と好奇心が満たされて大満足な一日になったようです。
北海道:雄武町から出張?おさかな授業?【下川町】
川の水ぜんぶ抜く!? 天竜川かいぼり体験に親子30組が挑戦
長野県の天竜川では「かいぼり」体験が行われたそうです。「かいぼり」とは水をくみ出して泥をさらい、魚などの生物を獲り、天日に干すことで、テレビ東京の人気番組「緊急SOS! 池の水ぜんぶ抜く大作戦」の番組制作チームも参戦。参加された伊那市の小学生親子ペア30組が、生き物を捕獲して川ごみを拾い、一日を振り返る勉強会で川の環境や川とつながる海のことなども学びました。たくさんの発見があって興奮気味だった子どもたちですが、生き物や環境への関心はますます深まったようです。
東京:天竜川をせきとめ?!かいぼり体験
幅広い海の問題に子どもたちが本気で挑戦!「子ども海のクイズ王」開催
石川県の白帆台小学校では「子ども海のクイズ王」が開催されました。6年生66人が海の生物や船舶、港湾施設、歴史、魚料理、プラスチックごみ問題など、広範囲な海の問題に挑戦。まずは14チーム対抗で3択クイズに挑み、決勝に進んだ5チームが白熱の早押しバトルを展開! 冒頭のレクチャーパートを真剣に聴いた成果も発揮されたかもしれません。本格クイズバトルに本気で挑んだ子どもたちの歓声が体育館に響き渡っていたそうです。
石川:子ども海のクイズ王@内灘町・白帆台小学校
海をテーマに島根県と韓国済州島の若者がオンラインで国際交流!
島根県では海を挟んだ対岸の韓国済州島の若者たちと、オンライン交流会が行われたそうです。島根県から参加したのは出雲西高等学校インターアクトクラブ、海洋ごみ問題などに取り組む団体「しまねLINK」のみなさん。
交流会では、海洋ごみ・海洋文化・海の食の3つをテーマに、日本と韓国の繋がりや文化の違いなどについて意見交換されました。またお互いの活動を知ることもでき、国境を越えた今後の交流に期待が膨らんでいるようです。
島根:済州・島根 海の未来羅針盤~若いチカラが拓く海の未来~
他にも全国各地で海に関するイベントがたくさん開催されていて、小さなお子さんから大人までたくさんの人が興味を持って参加されています。リアルな体験を通じて新たな発見をしたり理解を深めたり。チャンスがあったら、ぜひ参加してみてください。