熱源人材の熱い思いに触れながら全国を巡った熱源キャラバンが無事ゴール!
全国の熱源人材の活躍を熱源キャラバンで発信。2021年は熱源サミットに向けて新たな発掘を!
2020.12.03
11月20日、およそ2ヶ月をかけて全国を巡った「熱源キャラバン」が、ゴール地である出雲に到着。到着式が開催されました!
この「熱源キャラバン」は、実際にエコカーで全国を巡り、各地の熱源人材=海への熱い想いを持ち社会を変えるムーブメントの源となる人たちの活動に触れながら、地域の海の魅力や課題を発信していくプロジェクトです。
今回 “海の繋ぎ手”としてその役目を担ったのは、東日本担当の市川さゆりさんと、西日本担当の門脇大樹さん。
2人が全国で出会った熱源人材は、何十年も環境保全活動を続けていたり、地元の魚食文化を伝えるイベントを開催するなど、海との関わり方も多種多様です。
全国の熱源さんたち、いったいどんな活動を、どんな思いで取り組んでいるのでしょう?
今回は、全国各地で活躍している熱源さんたちをご紹介します。
自然体験を通じて包み込まれるような海の魅力を感じてほしい
山形で出会ったのは、地元の海や山の魅力を、自然体験を通じて多くの人に伝えている冨樫シゲトモさん(NPO自然体験温海コーディネット)。「全ての人に海に親しむ機会を作りたい」という冨樫さんと一緒にカヌー体験をした市川さんは、海の上から間近に迫る山々を見上げながら自然の仕組みに思いを馳せ、山の水が海の魚を育てているんだと納得できたそう。
熱源キャラバンが山形の海を体験! 海と日本プロジェクトin山形#20
絶滅危惧種アカウミガメの保護活動を30年。いま海を守るために何をすべき?
静岡県では、遠州灘の海岸で30年以上、絶滅危惧種アカウミガメの保護活動を行っている浜松市の馬塚丈司さん(サンクチュアリーネイチャーセンター)を尋ねました。孵化したばかりのウミガメの赤ちゃんたちと対面し、ウミガメがエサと勘違いして誤飲してしまう海のごみを拾うだけでなく「同時にこれから美しい海を守るために何をすべきか考えていく必要がある」と課題があることも学びました。
熱源キャラバン 美しい海を未来へ残すための活動
漁師をしながら琵琶湖の魚と食文化を伝えるイベントも開催!
漁師をしながら、琵琶湖の魚の美味しさを伝えるイベントを数々実施しているのは、中村清作さん。啓発活動の一方、全国漁連主催のFish1グランプリでは日本一も獲得。活動の根底にあるのは「琵琶湖の水産業を守るために何ができるか考えて、周りを巻き込んで面白いことをしていきたい」という思いだとか。今後も生産者と消費者を繋ぐ面白いイベントを期待できそうです。
~熱源人材 中村清作~
黒津崎海岸で一緒に清掃活動と環境授業
大分県国東市では、熱源人材である海原明子さん(NPO法人国東手と手とまちづくりたい)たちが、黒津崎海岸でキャラバンカーを出迎えてくれました。ふだんからウミガメの保護や環境授業、環境保全活動などを行っているそうで、この日は一緒に産卵が行われた海岸の清掃を実施。見た目以上にゴミが多いことに気づいた門脇さん、海原さんの海への熱い思いも伺いました。
熱源キャラバンin大分県
熱源さんたちの活動や想いに触れ、各地の海の魅力や課題を実感した日々。そんな体験をした海の繋ぎ手たちでしたが、ゴールした出雲での到着式で労いの言葉とともに伝えられたのは、新たなミッション。
2021年に開催予定の「熱源サミット」へ向けて、もう一周、全国を巡ります!
豊かで美しい海を未来へ。そんな熱い想いを伝えるキャラバンカーに出会ったら、ぜひお声がけください。