恋する灯台があるのはどんなまち?
個性豊かなまちは、旅の目的地にぴったり
「恋する灯台プロジェクト」の認定灯台が建つまちをいくつかご紹介します。
2019.11.15
2019年現在、「恋する灯台プロジェクト」に認定された灯台は、全国で51基となりました。なかでも49の市町村が「恋する灯台のあるまち」として認定されています。灯台が建つ文化的背景や景観など、知るほどに奥深い魅力をもったまちです。
どんなまちがあるのか、動画もまじえてご紹介していきます。
訪れると願いが叶う!?宮崎県日向市の細島灯台
宮崎県日向市には、古より栄えた細島港の近くに真っ白な灯台が立っています。その名は、細島灯台。2017年には恋する灯台の一つに選ばれました。細島灯台の近くには、侵食された岩礁が「叶」や「十字」に見えることから名づけられた「クルスの海」があります。そのため、訪れると願いが「叶う」という不思議な言い伝えがあり、恋愛の聖地としてもふさわしいスポットといわれています。細島灯台を訪れた際には、「クルスの海」にも足を延ばしてみてください。
細島灯台が恋する灯台に認定
“絵描きの街”と称される三重県志摩市の大王埼灯台
志摩半島の南東端に位置する三重県志摩市の大王埼灯台は、2019年6月に「恋する灯台」に認定されたばかりです。あわせて志摩市は、「恋する灯台のあるまち」として認定されました。大王埼灯台は伊勢志摩国立公園に建ち、映画のロケ地になるほど美しい風景に抱かれています。近年では、絵になるスポットが多いことから “絵描きの街”とも称される志摩市。岬に建つ白亜の灯台とロマンチックな風景が訪れる人々を魅了します。
猫の多さは“猫の島”と呼ばれるほど!熊本県の離島・湯島の湯島灯台
島原湾、湯島瀬戸を往来する船を見守る、熊本県上天草市の離島・湯島の湯島灯台。2016年に「恋する灯台」に認定されています。湯島は、天草・島原の乱の蜂起を決める話し合いが行われたことから「談合島」の別名を持ちますが、近年は、島民より猫が多いといわれ “猫の島”として人気を集めています。恋に悩んだときは、人と猫がゆったりと共存する湯島を訪れてみませんか。きっと、猫たちと過ごすひとときに心が安らいでいくはずです。
海上の船舶が安全に航行するためサポートする灯台。灯台そのものも魅力的ですが、灯台の建つまちも個性いろいろ。今年の秋は、灯台の建つまちを楽しむことを旅の目的にして、お出掛けしてみてはいかがでしょうか。