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食べて魚や海の未来を考えよう!海なし県埼玉で「海彩給食」をコラボ開発!

埼玉県の推進パートナー、ときがわ町学校給食センターとのコラボで「海彩給食」提供。

2021.09.09

食べて魚や海の未来を考えよう!海なし県埼玉で「海彩給食」をコラボ開発!

魚離れストップ!海の幸三昧の「海彩給食」を子どもたちへ

海なし県である埼玉県中部のときがわ町は、山に囲まれた自然豊かな町です。
そんな海を感じる機会が少ないこの町の子どもたちに、「魚を食べて、海を感じてほしい」と、ときがわ町学校給食センターとのコラボで海の幸たっぷりの特別献立「海彩給食(うみいろきゅうしょく)」を提供するイベントを開催。海の日を目前にした7月15日に、町内の公立小・中学校に通う約700名に味わってもらいました。

イベントでは給食の提供だけでなく、事前に発行する「食育だより」で献立を詳しく解説、当日はミニ学習会を開催して、栄養士自ら栄養価や埼玉と海のつながりについても伝えています。

魚離れストップ!海の幸三昧の「海彩給食」を子どもたちへ

センター長の新井一夫さんに今回のコラボについて伺うと、「海プロ事務局さんから打診されたとき、ぜひにと思いました。ちょうどセンターでもSDGsの食品ロス観点で子どもたちにアンケートを実施した頃で、小・中学生の苦手な食べ物第一位が魚であることが浮き彫りになっていたんです」と、タイミングもぴったり。
魚を好んで食べない=魚離れは、給食の焼き魚の残食率が上がることなどでも実感することが多く、課題に感じていたそうです。

同じ思いを抱いて計画はスタート。同センターにとって献立のコラボ開発は初めての試みだったそうですが、「作り上げるのは楽しかったですし、スムーズに運営できたかなと思います」と、確かな手応えを感じている様子で振り返られました。

魚離れストップ!海の幸三昧の「海彩給食」を子どもたちへ

学校、仕入先、教育委員会など町ぐるみのイベント協力に感謝

当日、海彩給食の献立には、わかめごはんに海の幸スープ、さばの香味ソースかけ、ひじきとツナのサラダ、牛乳、そしてデザートには海色ソーダゼリーが用意されました。事前にミニ学習会を開いたので給食への興味も深々。結果、子どもたちに大好評でした。
普段は嫌がる子が多いサバやヒジキもあっという間になくなり、「おかわりジャンケン大会」も開催!完食したら海プロオリジナルの「ごほうびシール」もプレゼント。

「企画が目に見えて出来上がっていく様子にも手応えを感じました」と新井さんが振り返るように、海と日本プロジェクト埼玉事務局との間でアイデアを出し合いながらイベントを作り上げていく過程にも、興味深いものがありました。

例えば、魚が苦手な子どもでも食べられるようにと使う食材や料理イメージを伝えると、それを栄養士がレシピに組み、話し合いを重ね時間をかけて献立をつくりあげていく。子どもたちが楽しみにしているデザートは、一目見て海の大切さに気づけるようにと色合いや具材などに工夫をこらしました。

とくに栄養士の豆田さんは残食状況などを見ていただけに熱心で、打ち合わせの中で盛り上がって、「ミニ学習会」や「食育便り」での紹介もやろう!と次々と決まっていったそうです。

さらに、「食材業者さんにも主旨をご理解いただいていて、『スープに使う春雨もかまぼこを使用したものにするのはどう?』などと逆に提案をいただいたり。子どもたちの達成感につながる『ごほうびシール』は学校の先生からのアドバイスで完成しました。役場の広報担当者も写真撮影などによく動いてくださったんです」と、町全体が協力的でスムーズに連携できとか。

実は、教育委員などへも新井さんが直接交渉され、給食センターからの精力的な働きかけのおかげで周囲の大きな協力が得られたことも成功のポイントでした。イベントを支えてくれた町ぐるみのフォローに感謝です。

学校、仕入先、教育委員会など町ぐるみのイベント協力に感謝

子どもたち、保護者からの反応は?今後の活動にも期待

給食を食べ終えた子どもたちから聞こえたのは、「海を身近に感じられた」「魚を食べるためにも、海にごみを出さないようにしたい」などの声。みんな給食を通じて海を感じ、海のことを考えてくれた様子です。

「魚嫌いは、山に囲まれた町の影響もあるかもしれませんね。魚を調理する手間も考えるとご家庭でもあまり魚を出す機会がないのかも。今回、保護者の方に魚離れを伝えられたのがよかったです」
イベント後、保護者からは食べて終わりではなく環境問題についても学べて良かったという高評価が得られ、家庭でもメニューを改善しようという声が聞かれましたし、校長先生からも、子どもたちが今回の企画を経て自主的に「海を大切にしよう、環境を守ろう」というテーマでまとめ学習をしているらしいという話を聞いて、「それは嬉しかったですね」と新井さん。

「子どもたちにはまず魚はおいしい、ということを伝えたいです。生き物をいただくという感謝と合わせて、海の大切さを関連づけて学んで欲しいし、考えられる大人になってほしいと思います。給食がそのきっかけになればよいなと思っています」

海なし県にいても昔から海が好きで、現在も海釣りに出かける新井さんにとって、いま、魚の旬の時期が年々ズレてきているのが気がかりなのだとか。今後は、「高知のカツオの戻り時期もズレていると聞きますし、そうしたことをミニ学習会で伝えるなど、センターでも幅を持たせた活動をいろいろしていければ」と今後の取り組みにも意欲を見せてくださいました。
海なし県の子どもたちの日常のなかに、これからも海を感じ考えるきっかけを提供いただけたらと願っています。

子どもたち、保護者からの反応は?今後の活動にも期待

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