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海ごみゼロを目指す活動、技術、思いを世界へ発信!
「海ごみゼロアワード」表彰式開催。

世界に誇れる優れた海ごみゼロの活動事例を表彰。今年は企業、団体、学校など8組が栄冠に輝きました。

2020.10.01

海ごみゼロを目指す活動、技術、思いを世界へ発信! 「海ごみゼロアワード」表彰式開催。

9月14日(月)に、2020年度「海ごみゼロアワード」表彰式が開催されました。
「海ごみゼロアワード」は、「海ごみゼロウィーク」と同じく日本財団と環境省の共同事業「CANGE FOR THE BLUE」プロジェクトの一環として実施するプログラム。海洋ごみの削減につながる取り組みや技術を全国から募集し、世界に誇れる優れたモデル事例として表彰するものです。
昨年に続いて2回目の開催となりましたが、5月の締め切り日までに314組もの企業や団体から応募をいただきました。今年は個々の事例の内容の深化、活動の全国的な広がりも感じられた表彰式となりました。

応募総数314組!全国で行われている海ごみゼロ活動に感謝を

今年の海ごみゼロアワードは、実践的活動や普及啓発の取り組みを評価するアクション部門、海洋ごみ処理や抑制の技術や製品開発を評価するイノベーション部門の2部門で募集しました。応募総数314組の取り組みを、外部審査員が厳正な審査を行い、最優秀賞、審査員特別賞を含む計8組が選ばれました。

開会にあたり環境省の加藤鮎子政務官から「このアワードは優れたモデルとなる取り組みを世界に発信することを趣旨としています。海洋プラスチック問題を日本がリードするために民間のみなさまの創意工夫を発信していくことは大切です。今日は皆様に、心から敬意と感謝を述べたいと思います」と挨拶の言葉がありました。
加藤鮎子政務官
今年は、受賞者の皆さんは会場にお越しいただいたほかにオンラインでのご参加もありましたが、会場と繋ぎながら各賞の発表と表彰が行われていきました。今回受賞されたのは企業や学校、NPO法人などさまざまな立場の方々で、それぞれの活動紹介、受賞挨拶では、皆さん緊張した面持ちのなか、堂々と喜びを表現してくださいました。
紹介された各賞とも、それぞれのユニークな取り組みや先進的な技術はどれも興味深い内容です。海ごみゼロを目指す思いや考え方に触れることもでき、たいへん刺激的でした。

2020年の受賞はこちらの8組

2020年度の海ごみゼロアワードは、下記の8組が受賞されました。
詳しい取り組み内容は、それぞれの紹介動画をご覧ください。
海ごみゼロアワード 2020年受賞作品

【アクション部門 日本財団賞】

「クリーンツーリズム」
特定非営利活動法人パートナーシップオフィス/合同会社とびしま(2団体での合同受賞)
クリーンツーリズム
水辺の散乱ごみの指標評価方法を考案し、実態把握から対策の効率化まで網羅的に行い、人手不足に悩む過疎地域におけるモデル事業になった。
全国的にも漂着ごみが多いエリアであり、ごみマップを作成して効率的な取り組みを実施。被害甚大な離島の飛島では親子向けクリーンツーリズムを企画。チームでアイデアを出し合い解決策を考え、自分で何かしらの役割を担って社会問題を解決するというチームワークづくりを学ぶ。

【アクション部門 環境大臣賞】

「海岸清掃をエンターテイメントに!表浜50km丸ごと清掃」
任意団体BLUE WALK
海岸清掃をエンターテイメントに!表浜50km丸ごと清掃
学生主体で企画・運営している活動。海岸清掃をエンターテイメント化し、若者たちを巻き込んだ合宿形式の環境教育も実施しながら、表浜50kmで清掃活動を実施している。
学生スタッフ中心に参加者を集め2007年から累計5000人の学生が参加した。楽しく取り組むことを第一に環境意識の底上げを行う。

【アクション部門 AEPW賞】

「高校生による国際的な海洋プラスチックごみの研究と対策活動」
福井県立若狭高等学校マイクロプラスチック研究チーム
アクション部門 AEPW賞
海ごみ問題の解決へ向けて、台湾、フィリピン、シンガポール、アメリカの高校生と連携し、海水面、砂浜、生物を対象にプラスチックの分布と種類を調査する方法を開発。問題解決への協議活動、小中学校や地域への啓発活動を行うほか、今後は海外の連携校との研究を続け国際的機関への提言も行っていく予定。

【イノベーション部門 日本財団賞】

「リサイクルペットボトルサングラスの開発」
有限会社ウチダプラスチック
リサイクルペットボトルサングラスの開発
日本一位のメガネ産地である福井県鯖江市で、破棄されたプラスチックごみをサングラスとして再商品化する技術を開発。15年前からペットボトルのリサクル技術開発を行い、メガネにも応用して生産開発に着手、国内では数ヶ月で1万個を販売した。

【イノベーション部門 環境大臣賞】

「mymizu:使い捨てプラスチック消費を減らすことを始め、持続可能なライフスタイルを簡単に、美しく!」
一般社団法人Social Innovation Japan
mymizu:使い捨てプラスチック消費を減らすことを始め、持続可能なライフスタイルを簡単に、美しく!
無料で給水できる場所を簡単に探せる日本初のアプリ開発をはじめ、デジタルコンテンツ、ワークショップ、コンサルティング、教育プログラムや協同プロジェクトを通し、環境保護の重要性について考えてもらうきかっけを作り、新たな社会の波を起こすことに取り組んでいる。mymizuは参加型プラットフォームで、ユーザーの無料給水の利用行動や需要を可視化するなど、ユーザーの消費行動を変えること目指している。

【イノベーション部門 AEPW賞】

「捨てられている海洋プラスチックを二度と捨てられない美しい工芸品に『buøy』」
Plas+tech project(株式会社テクノラボ)
捨てられている海洋プラスチックを二度と捨てられない美しい工芸品に『buøy』
さまざまな種類の樹脂が混ざったプラスチックごみの成形加工技術を開発。本来のごみの色や模様を生かした工芸品として製品化し、販売している。海洋ごみに対する意識を変え、今後は技術提供により各地の海洋ごみ製品のブランド化や、プラスチック循環の構築にもつながる事例。

【審査員特別賞】

「複合リモートセンシングとAIによる海洋プラスチックの自動検出」
仙台高等専門学校
複合リモートセンシングとAIによる海洋プラスチックの自動検出
AIを用いて、地中レーダーとドローンによる砂浜沈下・表層のプラスチックを検出・定量化するための研究。検出した物体が何であるかAIに識別させるための学習データを、数値シミュレーションを使って作る方法を採用。現時点の基礎研究では、シミュレーションの画像データの90%以上が判別可能に。
プラスチックごみの現状把握、回収の効率化、削減に幅広い応用が可能である。

【最優秀賞】

「ヴァンフォーレ甲府エコスタジアムプロジェクト」
株式会社ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブ
ヴァンフォーレ甲府エコスタジアムプロジェクト
試合中に廃棄される使い捨て容器を削減するため、日本のプロスポーツクラブで初めて、リユース容器を導入した。回収率を上げるため飲食売店はデポジット方式で販売し、NPOと連携することでドリンク、フード等計11種類もの食器のリユース化を可能にした。
2004年からNPOの呼びかけでエコスタジアムプロジェクトを始動。飲食売店、サポーターがともに活動を推進し16年間で99万個のリユースカップを使用。


【審査員】*敬称略
浅利美鈴(京都大学大学院地球環境学堂 准教授)、
石原良純(気象予報士・俳優)、
澤 圭一郎(毎日教育総合研究所 代表取締役社長)、
藤井輝夫(東京大学 副学長)、
村上進亮(東京大学大学院工学系研究科 准教授)
石居太郎(株式会社三菱ケミカルホールディングス 経営戦略部門サーキュラーエコノミー推進室)*AEPW賞のみ審査
同席:穴田武秀(AEPW日本代表)

石原良純氏より審査員総評「2年目で変化も見られた」

各賞の表彰が行われた後、審査員を代表して石原良純さんより総評が寄せられました。
「今回300以上の活動について拝見させていただきました。地域によって汚れが進んでいたり、マイクロプラスチック汚染など目に見えない形で海が変わっていて、それは怖いなと思いました。また海水温が上がって台風が巨大化したり魚が取れなくなっていく。これも大量生産、大量消費、大量廃棄など人間が引き起こしたことです。海ごみをゼロにすることは次の世代が安全に生きていくために大事なことだという思いで審査しました。
2年続けさせてもらっていますが、皆さんの捉え方も変わってきていると感じました。その危機意識をどれだけ広く共有できるかが大事だと思います。そのために私たちも、なるべく「わかりやすい」「伝わりやすい」ものを選ぼうと審査しました。
みなさんが日々取り組んでくださっていることを、どう広く知らせていくか。その共有のためのアワードだと思います。アワードを通して、今直面している問題と向き合うきっかけになればと思います。企業、団体、学生など幅広い方々が取り組んでくださっていることを心強く思っています」
石原良純さん 日本財団の海野光行常務理事
そして最後に、日本財団の海野光行常務理事から閉会の挨拶がありました。
開催の喜びと、受賞者への感謝とお祝いの言葉に続けて、「昨年の受賞者からは、受賞後の報道で活動が紹介されさまざまな反響があったと聞いています。多かったのは地元の協力者が増えたという声でした。イベントへの参加者やスポンサー、他地域で同様の活動をする方からの連携の依頼などが増え、活動の輪が広がっていっているというお話がたくさんありました。今回の受賞者の皆さんも、プログラムの核となる、連携の結節点となるような方々ばかりですので、ぜひ仲間づくりの輪を広げて海洋ごみ問題の共有につなげていただければと思います」と、今後の活動への激励の言葉が贈られました。

受賞にはならなかったものの、他にも興味深い取り組みや技術が全国各地から多数寄せられました。
海ごみアワードは2021年も第3回の開催を予定しています。世界をリードするモデルケースとなるような、海ごみゼロの熱い取り組み、独自技術やアイデアの発表を、今後も期待しています。

海洋ごみ対策の取組を大募集!海ごみゼロアワード2020開催