解るVR/海といのちのエンドレスチェイン~海と日本PROJECT~
2018.10.26
解るVR/海といのちのエンドレスチェインは、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」のサポートプログラムです。VR(バーチャルリアリティ、仮想現実)を用いて海を学ぶ新感覚の体験型イベントを、渋谷区の区立中学校で実施しました。
ドーム状スクリーンや専用ゴーグルを使用することで、視聴者が海中や調査船内にいる感覚を再現。海が直面している環境や生態系変化などの海洋問題から、最新の研究成果に基づいた深海生物の生態についてまで、小学校高学年から中学生といった若年層でも、感覚的にわかりやすく学習してもらうことを目的としています。
日程
2018年9月14日(金)
開催場所
渋谷区立鉢山中学校
参加人数
98名
主催
海のVRスタディープロジェクト実行委員会
ドームスクリーンで360度映像を視聴
20人程度に分かれ、床に座り思い思いの姿勢で、全天に広がる360度映像を15分程度視聴しました。
360度映像から
「マイクロプラスチック問題」
「サンゴ白化問題」
「深海の生態系の最新情報」
3つのトピックを学びました。
VR機器 OculusGoでのクイズゲームの視聴
ドームスクリーンで視聴した動画から学んだ内容を、VR機器を使い、クイズ形式でチェック。
視線のコントロールで選択肢を選ぶというシステムに生徒たちは盛りあがっていました。
日本財団・宇田川氏とフリーアナウンサーによる講義
日本財団「海と日本PROJECT」の取組を紹介しました。
VRコンテンツに登場した海の生き物たちのおもしろ情報など、軽妙なトークショー形式で盛り上がりました!
参加者の声
■鉢山中学校 生徒
・ドームスクリーンでの映像、VR機器の体験にとても興奮しました。
・VR体験はとても不思議な感覚で良かったです。
・今、海がどういう状態なのかを知り、やらなければいけないことが分かりました。
・海などに行ったら自分もゴミひろいをします。
■鉢山中学校 教員
・海洋教育の内容について、多くの生徒がクイズで良い成績を出しており、VR手法での教育効果が高いことが感じられました。
・海についての意識が変わったことを感じました。今後、行動に結びつくことを期待しています。
・生徒たちの反応もよかったので、全国の他の学校でも是非展開したほうが良いと思います。
メディア掲出
・9/14 教育新聞「VRで学校に海を再現 東京・渋谷の区立中」
・9/19 PANORA「Oculus Goとドーム型スクリーンで中学生が海を学習 「解るVR」イベントレポート」
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています