2020 Sea級グルメスタジアム in 長野 〜海と日本PROJECT〜
海なし県・長野で高校生による小学生への体験授業を開催。森と海の関係や環境問題、塩の道や天日塩など海に関連する地元の歴史なども学びました。最後に、長野のブランド魚・信州サーモンを使ったオリジナル開発商品の名前を子どもたちが考案しています。
2021.05.06
海なし県・長野で高校生による小学生への体験授業を開催。森と海の関係や環境問題などを学び、信州サーモンを使って開発したオリジナル商品のネーミングも考えました。
次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として開催。高校生による小学生を対象とした授業を通して、地元の海の現状と課題を伝えます。
日程
2020年8月23日(日)、9月13日(日)
開催場所
8月23日 信州大学教育学部附属松本小学校
9月13日 玄向寺/松本第一高等学校
参加人数
松本第一高等学校 10人
松本小学校 25人
主催
海洋キッズスクール実行委員会
8/23(日)座学(08:00~11:45)In 信州大学教育学部附属松本小学校
海なし県長野にとって、海は遠い存在のように感じますが、実は切ってもきれない関係で繋がっています。そんな海と森の関係を、クイズ形式で楽しく学びました。また、長野で広まる森林の環境破壊「松枯れ」の問題についても学びました。高校生が描いたオリジナル漫画の昔話で、海の幸を食すことを可能にした「塩の道」、「天日塩」についても学びました。
最後に、オリジナル商品の開発で扱う、海のない県が生み出した「信州サーモン」について、開発の歴史と共に学習しました。
森が抱える問題や、海との関係を学んで、どうしたら海を大切に守れるのかを考えました。
9/13(日)体験(8:30~12:00)In 玄向寺 及びその周辺
実際に森の中を歩きながら、海と森の関係を学びました。玄向寺の周辺には、長野が抱えている「松枯れ」問題や、やがて海に繋がるたくさんの「源流」がありました。森の中あるこんなに小さな源流が、川を伝ってやがて大きな海に繋がっているということを、実際に目にしながら学びました。
また、特別ゲストに動物学者の今泉忠明先生をお呼びし、先生と高校生による「ざんねんな海の生き物講座」を開催しました。クイズをしながら、小学生に楽しみながら海の生き物について学んでもらい、子供たちも海への興味や関心が深まったようでした。
9/13(日) 商品開発(13:00~14:40)In 松本第一高等学校
高校生の指導による、「信州サーモンの捌き体験」を実施しました。普段スーパーに並んでいる切り身と違い、一から魚を捌く大変さを学びました。自分で捌いた魚を食べた小学生たちからは、「おいしい!」「楽しかった!」との声が。
またその後は、開発商品を「OH!!SAKEスモーク信州サーモン」とネーミング。小学生が鮭から海とのつながりとなるたくさん「お!!」を見つけたことや、お父さんの「おさけ」のおつまみにもピッタリということからネーミングされました。商品には、海の恵みである「天日塩」を使用し、シンプルな味付けながら、素材そのもののおいしさが感じられる一品に仕上げました。
参加者の声
・海なし県に住んでいる私たちには海って全く関係ない存在なのかと思っていたけど、今回の事業を通して海の大切さと森と海の関係を知ることができて、海って意外と近い存在なんだなと思いました。
・小学生の子供たちが、分からないことや、質問を素直に聞いてきてくれて、すごいなと思ったし、小学生の子たちと関わりながら体験が終わるころには海のことについて詳しくなり、良かった。
・森や川をきれいにする→海もきれいになる、私が出来る小さなことから始めようと思いました
・スーパーに売っている魚捌かれているからよく分からないけれど、高校生の捌く姿を見たり、実際に体験してみると、捌く難しさがよくわかりました。
・自分の考えた名前やイラストが商品になると思うと、とても楽しかった
メディア掲出
・8月23日 信越放送「信毎ニュース」
・9月13日 信越放送「Nスタ内 ローカルニュース」
配布資料
Sea級グルメスタジアムin長野イベント用小冊子
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています。
参加人数:35人