楽しく学んで行動しよう!プログラミングでSDGs! 桐生市で「プログラミングで海のSDGs!」を開催しました!
一般社団法人イエローピンプロジェクトは、群馬県桐生市で「プログラミングで海のSDGs!」を開催。「海の豊かさを守ろう」をテーマにフィギュア作成×プログラミングワークショップ、SDGs講演会などを行いました。海や川の生き物や環境について学びながらScratchでプログラミングに挑戦しました。
2023.12.27
一般社団法人イエローピンプロジェクトは、2023年12月16日(土)に、群馬県桐生市で「プログラミングで海のSDGs!」を開催いたしました。SDGs目標14番「海の豊かさを守ろう」をテーマに、午前はフィギュア作成×プログラミングワークショップ、午後はSDGs講演会+プログラミングワークショップを実施しました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
開催概要
「プログラミングで海のSDGs!」
日程
2023年12月16日(土) 10:00~15:30
開催場所
コワーキング&コミュニティスペース COCOTOMO
参加人数
13名
協力
リトルスタジオインク株式会社
小麦粘土でフィギュアを作って、海で泳がせてみよう!
フィギュア作成×プログラミングワークショップでは、フィギュア作家のあかほりこのみさんを講師にお呼びし、海や川に暮らす生き物たちを粘土でつくることからスタートしました。
あかほりさんには川に暮らす「カジカ」をスケッチしていただき、それをもとに粘土で制作する様子をデモンストレーションしていただきました。子ども達は、立体的なカジカが出来上がっていくのをワクワクしながら見ていました。思い思いにクラゲやイルカを作り、あかほりさんにコツを教えていただきながら、完成させることができたら、次は写真撮影をしてScratchの中に取り込んでいきます。
取り込んだ生き物達は、子ども達それぞれの端末に表示され、プログラムを組んでいきます。
まずは左右に泳いでいるようにプログラムを組む事から始め、クラゲは上下に泳がせるためにはどうしたらいいか、動くたびに姿を変化させるためのプログラムなど、様々な種類の泳ぎ方を再現しました。
最後は全員分のデータをひとつのパソコンに集めて、海洋生物が動く「豊かな海」を再現することに成功しました。
桐生市の川と海のつながりを知って、Scratchで海を守るゲームに挑戦!
午後の講演会とワークショップは、桐生市で活動される武井沙織さん(合同会社バリュー・フォレスト)と、桑原あゆみさん(株式会社山田製作所)に、「川は海へと続く!水源に住む私たちの役割」と題して、お話していただきました。
山の専門家である武井さんが、海から北上して川まで戻ってくる「鮭」になりきり、地図を使いながら利根川~渡良瀬川~桐生川をめぐり、川と海が繋がっているということをイメージしてもらいました。
上流側である桐生で水を大切に使うことは中流~下流~海の水を綺麗に保つことにつながります。
桑原さんからは、桐生市の企業で自動車部品などを製作する工場をもつ山田製作所が、どのように水を使い、責任をもって綺麗にして川に戻しているのか、ということを紹介していただきました。
山・里・川と海を綺麗に保つことは全てつながっていて、企業や個人で取り組まなければならないことだと、実感することが出来ました。
プログラミングパートでは、「海のゆりかご」とよばれるアマモを使った「Scratchでブルーカーボンチャレンジ!」でゲーム作りに挑戦しました。
二酸化炭素を吸収することで注目を浴びているブルーカーボン生態系をテーマに、画面の上から落ちてくる二酸化炭素をキャッチしてアマモをどんどん植えていくプログラムを作ります。ハイスコアを狙うために、バランスを調整する難しさを子ども達には体験してもらいました。
参加した子ども・保護者からの声
・身近なことから海をよごしていることに気づいた。これからは、気を付けて行動しようと思う。(小6・男子)
・このイベントに参加して、山や海に関係なく、水に関しての問題が沢山あることを知った。(小6・女子)
・プログラミングで楽しく海の環境を学びました。講演会もわかりやすくて、海を守るために私たちができることは何かがわかりました。(小6・女子)
・大変勉強になり有意義な時間を過ごせました。ありがとうございました。(保護者)
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:13人