ヨコハマ海洋市民大学2023年度講座 第10回「みんなの中にマニアをミタ!!海の推しを教えてください!」を開催しました!
ヨコハマ海洋市民大学では2023年度講座・第10回「みんなの中にマニアをミタ!!海の推しを教えてください!」を開催。2023年度の振り返りとともに、実生活への落とし込みを考えるワークショップで、「私の推しアピール」「推しトーク」を経てグループで決めた「海推し」を披露。大いに盛り上がりました。
2024.03.27
ヨコハマ海洋市民大学実行委員会は、令和6年3月7日(木)に横浜の海が抱える社会課題の解決に挑戦する市民を養成する講座ヨコハマ海洋市民大学2023年度第10回講座「みんなの中にマニアをミタ!!海の推しを教えてください!」を開催いたしました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
イベント概要
「横浜の海が抱える社会課題を自ら考え、解決できる市民(海族・うみぞく)」を育成するヨコハマ海洋市民大学2023年度講座(年10回開催)の第10回目「みんなの中にマニアをミタ!!海の推しを教えてください!」を開催。
開催日時
2024年3月7日(木)
開催場所
象の鼻テラス(神奈川県横浜市中区海岸通1‐1)
参加人数
30名(受講生17名、ゲスト5名、講師・実行委員8名)
共催
日本財団 海と日本プロジェクト
後援
横浜市、海洋都市横浜うみ協議会
2023年度最終回となる10回目の講座は今年度の振り返りと実際の生活への落とし込みを考えるワークショップです。今年度の講座では、素敵なマニア(と思われる)な方々からお話を伺いました。人生を賭けてその道を追求する方達を講師に迎えとても楽しい1年間になりましたが、その学んだことをいかに自分自身の生活に落とし込むかが重要です。今回は実行委員会アドバイザーでもある三上さんがファシリティテーターを務めました。
三上アドバイザーは「今年で10周年を迎えたヨコハマ海洋市民大学の講座ですが、当時どこにもマイクロプラスチックという言葉がない時代にマイクロプラスチックの写真をみながら“これに対して私たちはどこから手を付けるの?”と議論をするような、マニアな大人の集まりでした。」と10年間を振り返ります。
私の推しアピール
まずは小さなグループに分かれて参加者それぞれが考える推し(マニアになれるところ)について共有してもらいました(ひとり2分・全体では10分間)。やはりダイビングやヨット、カヌー、そして横浜港の風景や横浜に残る昭和の痕跡、などの声がきこえました。中には「浜田省吾」さんや「さだまさし」さんなど懐かしいミュージシャンを推している声も…。そして海関係のピンバッジを推しているのは今年度第4回講座講師の山形さんです(講師を勤めていただいた方はゲストとしていつでも無料で参加いただけるようになっています)。
山形さんが講師を務めた第4回講座のレポートはこちらhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001973.000077920.html
左:短時間ですがワイワイガヤガヤと進みます
右:魚のピンバッジを推す山形講師
みんなで推しトーク
各グループ内の「私の推しアピール」が終わると続いて「みんなで推しトーク」の時間です。以下の3つのテーマからグループ内で1つを選び議論を深めます。そのテーマをグループで選ぶ時間もなんと1分しかありません。直感的に決めないと時間内に決められなさそうです。
○「推し」ってなんだろう?
○「推し」がない世界はどんな世界?
○「推し」はわたしの生きがいです
各グループが選択した上記テーマでのトークタイムは14分間です。ワイワイガヤガヤ、最終回に初参加の方も何人かいらっしゃるようですが、笑い声があがって盛り上がっていました。
そのなかでは「感動」「生きがい」「子供の頃の体験」「伝えたくなる」などのキーワードが出ていました。
海推しセッション
「みんなで推しトーク」で推しについて改めて議論しました。さあそろそろ終盤です。各グループの「海推し」を決めていただきます。
まとめ
各グループの発表者を決め、4分間で「海推しセッション」のとりまとめです。
・K子さん
海の魅力(推し)とは陸にはない自由があること、そして未知の部分、謎が多いこと。これは怖さもある反面、ひとを惹きつける力がある。なぜかワクワクする。
自分自身はヨットが好き。海へ出たとき解放感に魅了されている。
・E藤さん
「推し」は時間を忘れてしまうようなもの。ワクワクするもの。
子どものころに海で忘れられないような体験をしたことがいまにつながっているのでは。
その体験を次の世代につなげてゆきたいと思った。
・N村さん
「推し」とは「感動」、心がうごくこと。
車で都内に出るときも高速を海回りのルートで出かける。古い高島町の風景をさがしている。横浜の海水で塩、にがりづくりに挑戦したことがある。生き物とのふれあいを大切にしたい。石垣島が大好きでたびたび訪れるが、独身、結婚、子育ての時期ごとに感じる海が違う。
・I宮さん
「推し」は生きがいだと思った。海は無限の遊び場。
自分のグループはそれぞれが自身の推しを持っていて議論としては発散してしまい、上手くまとまらなかった。そしてそれくらい海は懐深いのだと思った。
最後にファシリテーターを務めた三上アドバイザーから「久しぶりに参加者においてきぼりにされるワークショップを経験しました」と会場の盛り上がりを称賛していました。参加者皆さんがほかの方の「推し」を耳にし、その熱い思いを自分自身の「推し」にも向け、あらたな「海族・海洋教育デザイナー」としての活動につながるよう祈っています。
各年度の最終回は修了証書の授与式も用意されています。年間10回のうち7回以上参加された方には「海族・海洋教育デザイナー」として認定する修了書です。
2023年度も無事に事故なく終えることができました。ありがとうございました。
参加者の声
・こんなにもたくさんの「推し」があるということは海の奥深さを表していると思った。
・1年間各回に都合をつけて参加するのは大変だが、参加し続けて良かった。
・ここに来ている人自体がすでにマニアなのだと思った。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:30人