2020 日本遺産の誇りで繋ぐ海洋教育連携事業 in 香川 〜海と日本PROJECT〜
北前船の寄港地であった多度津町で北前船と海の関わりを学ぶイベントを実施。参加者はフィールドワークや複数の体験など、多角的なプログラムで地元のまちや海について学び、漁師さんから海の現状を聞いたり、ふるさと納税の返礼品の熨斗紙のデザインにも挑戦しました。
2021.03.18
北前船の寄港地であった多度津町で、北前船と海の関わりを学ぶイベントを行いました。歴史的な街並みをクイズラリーをしながら巡るフィールドワークや実習船への乗船体験、魚をさばく体験など、多角的なプログラムで地元のまちや海について学びました。また、漁師さんから海の現状を聞いたり、ふるさと納税の返礼品の熨斗紙デザインに挑戦するなど、参加者は充実した時間を過ごしていました。
北前船の寄港地であった多度津がどうして栄えたのか、潮流を体験することで、今と昔の船・操船についての違いを学んで欲しいと思います。地元漁師さんから直接話をきくことで、海の環境の変化や困ってることを聞いて、自分にできる何かしらの活動を考えて欲しいと思います。
日程
2020年10月17日(土)
開催場所
多度津町、多度津町沖合、香川県立多度津高等学校
参加人数
18人
主催
一般社団法人北前船交流拡大機構
共催
海と日本プロジェクトinかがわ実行委員会
協力
多度津町、香川県立多度津高等学校、有限会社倉本水産
多度津と北前船と海の関わりを学ぶ
・開催日時:2020年10月17日(日)
・開催場所:多度津町総合福祉センター
・講師:多度津町教育課 白木 亨氏
・イベント当日のもよう
・北前船の寄港地であった多度津と北前船と海の関わりを学ぶ。
・北前船の寄港や金毘羅参りで栄えた歩みを学ぶ。
・参加者の表情について
北前船の仕組み・商売の方法などがわかりました。
講師の先生の作った資料には、北前船の航路や行った先々で何を売って、何を仕入れてきたのかを知ることができました。
燈篭の役割を知ることができました。
多度津の町並みをめぐるフィールドワーク
講師:多度津町教育課 白木 亨氏・松下直樹氏
・多度津の町並みをフィールドワーク。
・今も残る、歴史的な街並みをクイズラリーをしながら巡る。
・多度津七福神と呼ばれる大商人が今の多度津の地域産業の発展の基礎と なったことを学ぶ。
・参加者の表情
座学で学んだことを実際に見ることで歴史を感じることができました。
その当時の建物などが今尚大切に残されてることで自分たちが学べて良かったです。
石に名前などが掘ってあり、昔の人のアピール度を感じられました。
実習船に乗船し魚さばきも体験
・講師:香川県立多度津高等学校 村上正明先生、岡田智宏先生
・イベント当日のもよう
・瀬戸内の潮流を体験し、昔と今の操船技術を学ぶ。
・地元の海で獲れた魚を加工して海の恵みを味わう。
・参加者の表情について
実習船にのり沖合に出て、瀬戸内の潮流を体験し、エンジンのない時代に遠くまで航海していたことの凄さとその当時の人々の知恵と技術の高さに驚きました。
実際にお魚をさばき調理したことで、地物と魚のことを知れ命をいただくことを感じてもらえました。
海の現状を聞き、熨斗紙をデザインするワークショップ
・講師:イラストレータ イワサトミキ氏
・イベント当日のもよう
・地元漁師さんから海の現状を聞く。
・ふるさと納税の商品用の熨斗紙のデザインし、全国に香川の事をPRする。
・参加者の表情について
漁師さんから海の現状を聞き、獲れる魚が昔と変わったり時期がずれたりして温暖化などの悪影響を身近に感じることがあることを聞きました。
海のごみ問題もお話ししてくれ、海ごみが出ないために何が自分たちでできるのか、考えるキッカケになりました。
地元の魚のイラストを描くときに、こんな種類の魚が瀬戸内海にいることを知ることができました。
最後に未来の海を守るために、各班からメッセージを発表してもらい、そのメッセージは、イラストとともに熨斗紙にデザインされます。
参加者の声
・潮の力強さを知れた。
・海水が塩辛いことがわかった。
・北前船の仕組みや商売の方法が知れた。
・魚をたいせつに食べようと思った。
・生体の状態から捌き調理したのは初めてだったので楽しかった。
・2050年には魚が食べれなくなるかもしれないことを知った。
メディア掲出
2020年10月18日(日) 四国新聞 朝刊
2020年10月23日(金) 西日本放送 テレビ「everyフライデー」
学習ノート
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています。
参加人数:18人