洋上風車を作って、見て、海を身近に感じる!「高校生長崎海洋伝習所」を開催しました!
特定非営利活動法人 長崎海洋産業クラスター形成推進協議会は、長崎市と五島市の高校生を対象に「長崎海洋伝習所」を開催しました。海洋再生可能エネルギーなどの学びを通じ、自らの進路として海洋関連分野への関心を高めてもらうことを目的としています。
2022.11.18
特定非営利活動法人 長崎海洋産業クラスター形成推進協議会は、10月15日、16日に「長崎海洋伝習所」を開催いたしました。今回は、長崎市と五島市の高校生を対象として、海洋再生可能エネルギーを柱とする海洋開発の状況や現在実施されている海洋再生可能エネルギー関連プロジェクトの現地見学を通じ、自らの進路として海洋関連分野への関心を高めてもらうことを目的として開催。1日目には海に関連する再生可能エネルギーを学んだ後に、伊王島に移動し、自らの手で洋上風力発電機の製作・設置を行い、2日目には五島市で実物の洋上風力発電機や建造中の風力発電機のヤードを見学しました。
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
開催概要
海洋関連分野への関心を高めてもらうことを目的として「長崎海洋伝習所」を開催
日程
2022年10月15、16日
開催場所
長崎市出島町、伊王島町、五島市
参加人数
長崎市、五島市の高校生20人
共催
五島市未来創造課
洋上風車を自分で作って設置する!(初日)
5人1チームでさまざまな種類(浮体式、着床式)の洋上風車を制作し、実際に海辺に設置しました。制作中には、風車によって形状や設置方法が異なることを学びました。
チームメイトは他校の生徒で最初は探り探りでしたが、時間が経つにつれ学校関係なく、より風車が回るように羽根の角度の調整や場所の選定を楽しそうに行っていました。
設置中&稼働中の洋上風力発電機見学!(2日目)
海上タクシーで海に出て、現在設置中の洋上風力発電機(タワー部分)と現在稼働している洋上風力発電機を見学しました。実物の大きさに驚く生徒も少なくなかったです。
長崎は、漁業、造船、交易など海を通じて発展し、今また我が国初となる「再エネ海域利用法」に基づく促進区域の指定をいただくなど、海の恵みと可能性を体感できる多くのフィールドを擁しています。このように色々な顔を見せてくれる長崎の海を学ぶ場として活かすとともに、次代を担う高校生に海への関心を高め、海に関わる進路を選択する契機とすることを目的として実施しました。
参加した高校生からの声
・実際に風車を作ってみて、羽の角度で回り方が異なるので調整が難しかった
・洋上風力発電機が何種類もあることに驚いた
・五島市の再生可能エネルギーの自給率が高くて驚いた
・五島での見学は、普段は見ることのできないものを専門の方の説明付きで見ることができて楽しかった
・新しい洋上風力発電という産業で長崎を盛り上げていってほしい
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:20人