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自分で直した船で島の海へ漕ぎ出そう、セーリングしよう!【第5回 船を修理してみよう!帆走の不思議を解き明かせ。セーリングカッターへの改装を海先生と学習体験しよう!】を開催しました。

SCBC島風は、カッターボート修理・セーリングカッターボートへの改修を通じて、船や帆船の仕組みを学んでもらうため、「第5回 船を修理してみよう!帆走の不思議を解き明かせ。セーリングカッターへの改装を海先生と学習体験しよう!」を開催しました。

2022.10.27

SCBC島風は、2022年9月23日にカッターボート修理・セーリングカッターボートへの改修を通じて、船の仕組み・帆船の仕組みを学んでもらうため、【第5回 船を修理してみよう!帆走の不思議を解き明かせ。セーリングカッターへの改装を海先生と学習体験しよう!】を開催いたしました。

このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
カッターボート修理・セーリングカッターボートへの改修を通じて船の仕組みを学ぶ
日程
2022年9月23日(金)15:00~17:00
開催場所
香川県小豆郡土庄町黒岩481番1号(円満寺近く)
参加人数
子ども12人、保護者9人、スタッフ6人

風はどちらから吹いている?

普段の生活のなかで、私たちは風向きを意識することは少ないかもしれませんが、海のうえでセーリングをするためにはとても大切なこと。まずそれを意識すること、予測すること、理解することがセーリングをするうえでの第一歩です。台風のときに傘が飛ばされる風、飛行機が離陸するときの風、そして船が帆でセーリングするときの風。いろんな場面を想像して風が吹いてくる方向を考える学習をしました。
 

セールに風を受けるってどういうこと?

いつもみんなでカッターボートを修理している工場のなかに何やら大きな白い布が、天井から下がっています。いつもと様子の違う工場のなかの様子に戸惑う子供たちでしたが、さらに大きな扇風機が登場。
山本 海先生から「これからセーリングの疑似体験を始めます!」との言葉に、先ほど風の方向やセーリングと風の関係を学習した子供たちはすぐにその意味が分かったようで、どうやってセーリングの疑似体験をするのかワクワクした様子でした。
風の方向や強さを大型扇風機でコントロールし、大きくはらんだセールがバタバタとはためき、セールに繋がったロープを引く子供たちはその力の強さを感じ、その力こそがカッターボートを前に進めるための力になることを体感し、理解できたようでした。
 

セーリング理論 なぜ帆船は風上にも風下にもはしれるのか?

前回8月15日のカッターボート修理体験で船の底の形を学習し、今回のセールと風の関係を学習した子供たちへのまとめの学習として、なぜ帆の力を利用すると船は風上にも風下にもはしれるのか?について、少し難しかったようですが理論的に学習しました。
ヨットには大きなセンターボードがあるけれど、カッターボートにはキールと呼ばれる流れ止めがあるのみ。なので、風上にはしる(のぼる)力は弱くなることなど、セーリングをするために必要なパーツの説明を子供たちは興味深く聞くことが出来ました。それぞれのパーツがその役割を果たせてこそ、船は風をセールいっぱいに受けて進むことが出来る、そしてそれをしっかり整備して、きっちり設置をして、コントロールするのは乗船するみんなであることを教えてもらって早くこのカッターボートで海に出たい、セーリングしたい、という気持ちをもってもらえた時間となったようです。
 

参加した子ども・保護者からの声

・船に乗れてよかった、楽しかった。
・船がどうやって進むかが知れたから楽しかった。
・自分で漕いでみたい。
・外から回る風のほうが速いため外の方に引っ張られるというのが面白かった。ヨットの練習に活かせる。
・クイズのようになっていて面白く学べて楽しかった。
・幼児には難しかったようですが、小学生の子供は興味津々で風の方向や力のかかり方なども理解していました。継続参加したい。
・風に興味がわきました。

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:21人