アジとアユを親子でさばこう!そして森を学んで海を知ろう!『日本さばける塾 in 岐阜県』を開催しました!
日本さばけるプロジェクト実行委員会は、”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げる取り組み「日本さばける塾 in 岐阜県」を10月15日(土)に開催し、9組18名の親子が参加しました。
2022.10.28
日本さばけるプロジェクト実行委員会は、”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げる取り組み「日本さばける塾 in 岐阜県」を10月15日(土)に開催し、9組18名の親子が参加しました。
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
開催概要
”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来に引き継ぐアクションの輪を広げる取り組みとして
①親子で海を学ぶ講義「森林と水、そして清流長良川」
②参加小中学生がアユのつかみ取り体験
③講師による魚さばき実演、親子でアジとアユをさばく体験・調理体験、親子で実食
以上を実施
日程
2022年10月15日(土)9:30~14:00
開催場所
清流長良川あゆパーク(岐阜県郡上市白鳥町長滝字下川原420番10)
参加人数
9組18名(小・中学生と保護者)
講師
育林家 山川弘保さん・料理人 蓑島直樹さん
主催
海と⽇本プロジェクト in岐阜県実⾏委員会、⽇本さばけるプロジェクト実⾏委員会
共催
⽇本財団 海と⽇本プロジェクト
協力団体
清流長良川あゆパーク
自分でさばくアユを生きたままつかみ取り
参加した小中学生はまず、清流長良川あゆパークのスタッフ指導のもと、施設内の池で生きたアユのつかみ取りを体験しました。元気に泳ぎまわるアユを水しぶきをあげながら追いかけ、つかみかけては逃げられながらも、なんとか捕獲し楽しくつかみ取り体験を行いました。
親子でアジとアユの「三枚おろし」に挑戦!さばくのが初めての親子も多数
料理人である蓑島直樹さんの指導のもと、まずはさばく基本となるアジのさばき方を学びました。魚をさばくのは初めてという親子が多く、蓑島さんのさばき方解説に真剣に耳を傾けながらプロの包丁さばきに見入っていました。そして親子でアジの三枚おろしに挑戦。包丁を手にした子どもたちは「これでいいの?」と、隣の父親や母親に確認しながらアジに向き合います。包丁の使い方に苦労しながらも、親子で協力してアジを三枚におろすことができました。
続いては岐阜県の県魚でもあるアユ。こちらも三枚おろしにチャレンジ。つかみ取りで自ら獲ったアユをさばくことで命をいただくことを実感しながら、アユに包丁を入れ親子で一生懸命さばいていました。さばいたアジは小麦粉をつけて素揚げにし、ご飯の上にのせて甘辛いタレをかけ甘辛丼にして味わいました。アユは小麦粉、溶き卵をつけてパン粉をまぶしてアユフライにして味わいました。参加者たちは「家でもまた魚をさばいてみたい」、「自分でさばいて調理した魚は美味しい」など、美味しさと楽しい体験を行えた様子の声が聞こえていました。
海なし県に暮らす親子が森林と川、海との大切なつながりを学ぶ
日本さばける塾では魚をさばく体験だけでなく、海のない岐阜県でも海について関心を持ってもらい海の魅力や課題などを学んでもらう講義を実施しました。医師でありながら地元の森林を守り育てる活動に取り組む、育林家の山川弘保さんのお話を受講。「森林と水、そして清流長良川」と題し、森林の土壌の特徴や保水力、森林における水の動きなどをクイズを交えながら解説し「山には木がありすぎても無さすぎてもだめ。適度に木があることで山は水を蓄え、養分を含んだ適度な量の水が川へと流れ出て海へと注ぎます。そうした豊かな水が長良川のアユを育み、海の生き物たちの恵みとなります」と、山と海の密接なつながりを説明しました。参加した親子は山の役割を学ぶことで海への関心が高まったようです。
参加した子ども・保護者からの声(アンケートより)
小学4年生男子「アユがなかなか捕まえられなかったけどまた参加したい」
⼩学6年生⼥⼦「家に帰ったらまた魚をさばきたい」
中学2年生男子「魚をさばいておいしく調理できて楽しかった」
小学生保護者「山と川のつながり、川と海のつながりを再確認できた」
小学生保護者「さばいている時の子どもの表情がよかった。子どもの成長を間近に見られた」
中学生保護者「魚をさばいて青空の下で美味しく食べられて子どもがとても楽しそうだった」
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:18人