日本財団 海と日本プロジェクトは、日本全国44エリアで展開中。
そのエリア毎の地域色を生かして、さまざまな活動を行っています。一体どんな活動内容なのか気になりませんか?
そこで、エリアを絞って大特集!第1弾は「瀬戸内エリア」!!
第2弾の日本海特集~東日本編~はこちら
日本で一番大きな内海「瀬戸内」は、大阪府、和歌山県、兵庫県、岡山県、広島県、山口県、香川県、徳島県、愛媛県、福岡県、大分県に面しています。日本初の国立公園に指定されたように素晴らしい景観から新鮮な魚介類の食に至るまで魅力がたくさん。その一方で、近年、海洋ごみといった課題も抱えています。そこで、瀬戸内エリアを「海のごみ」 「海の学び」「海の食文化」の3つのテーマから深掘り!
世界中で問題となっている海洋ごみ。
瀬戸内海ではさまざまな対策が行われています。
岡山・広島・香川・愛媛の瀬戸内4県が連携して行っている海洋ごみ対策が「瀬戸内オーシャンズX」です。ごみの流入70%減、回収 10%以上増を目標に、循環型社会を見据えた“瀬戸内モデル”として世界に拡げていこうとしています。
海洋ごみの7〜8割が、私たちが暮らす街から発生するものと言われていて、ごみは川や水路を伝って海へ流れ着きます。そこで、瀬戸内4県における河川流域大規模調査結果をもとに、さまざまなデータをグラフや数値などで見える化しています。
日本財団は、阿多田島で漂着ごみ対策の実証事業を実施。桟橋などがない場所でも陸揚げできる上陸用舟艇や特殊車両、プラスチックの減容装置などを活用しました。
瀬戸内オーシャンズX推進協議会は岡山市内の高校生と進めてきた「水門シビックテック」の活動報告会を開催しました。地元高校生たちが用水路沿いを歩き、アプリを活用しながら調査活動を展開したものです。
日本財団、株式会社セブン‐イレブン・ジャパン、高松市がペットボトル回収事業を開始。高松市内のセブン‐イレブン40店舗に「ペットボトル回収機」を設置しました。
海洋ごみ問題を「自分事」として捉え、その解決に向けて啓発活動をしている山陽学園中学校の地歴部。環境問題の調査で国内や世界の大会に出場し、活躍しています。
白浜町で海岸と海中の清掃活動を実施。また、集めたごみを使って、アドベンチャーワールドの動物たちにプレゼントするおもちゃ作りも行われました。
海が身近にある瀬戸内エリア。
あんなものやこんなものまで海と関連が!?学びがいっぱい埋もれています!
中村獅童と笠井信輔が知られざる海と灯台の歴史を旅をしながら学ぶ番組「中村獅童の灯台見聞録」。「海と灯台プロジェクト」を運営する全国灯台文化価値創造フォーラムが制作したこの番組の第2弾では、瀬戸内海の灯台を巡りました。
徳島牟岐町の離島「出羽島」中にある大池では、海藻の「シラタマモ」が見られます。シラタマモの自生地は世界でたった4か所のみだそうで、この海藻は国の天然記念物に指定されています。
2021年、瀬戸内の海で見つかったのが、新種の「シトウズクラゲ」。この小さな小さなクラゲを発見した「なぎさ水族館」のクラゲ採集に密着しました。
瀬戸内海は海鮮グルメの宝庫!
一体なぜ!?どんなご当地グルメがあるの!?
兵庫県の小学5年生と6年生が、1泊2日で海のいきものと食文化を学んだイベント「いのちつなごう!ひょうごシーレンジャー」。岩屋に根付いた食文化「こけらずし」をつくりました。
カキ養殖で有名な備前市日生町では、カキに続く次世代スターが!それが「ガラエビ」です。今そのガラエビを使ったオイルふりかけが全国から注文殺到中!!
防府市が漁協と農協などと新たに開発した「ハモっけ」が、小中学校の給食に登場しました。市内でとれたハモを使った「ハモっけ」とは!?なぜ誕生したのでしょう?
海のごちそう地域モデルin下関が開催した「OYAKO de 海の教室」。下関では「フク(福)」と呼ばれるフグを通じて、下関の海のことや現代の海が抱える様々な問題を楽しみながら学びました。
県特産のカボスをエサに混ぜて与えた「かぼすヒラマサ」を開発し、2015年から全国に出荷されています。エサにカボスを加えることで魚特有の臭みもおさえられそう。