まずは身近なところからごみ拾い。定期的な地域活動や学校でも“海ごみゼロ”
海ごみゼロ活動の強化週間「春の海ごみゼロウィーク2024」スタート。ふだんの取り組みにもあらためて注目です
2024.05.30
5月30日は“ごみゼロ”の日。そしてこの日から、海ごみゼロ活動の強化週間「春の海ごみゼロウィーク2024」がスタートします。
海ごみゼロ活動はふだんから全国各地で行われていて、有志による定期的な清掃活動もあれば、学校行事や授業と組み合わせた清掃活動、地元企業や自治体が主催する参加型清掃イベントなど、海だけでなく山や川、市街地でも、規模やスタイルもさまざまに実施されています。
「海ごみゼロウィーク」は、そんな海ごみゼロ活動の強化週間。
全国に一斉清掃活動を呼びかけ、さまざまな清掃イベントが開催されますが、今回は、海洋ごみ対策プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUEに賛同して実施された全国の清掃活動の事例を、いくつかご紹介します。
参加される皆さんに共通するのは、地元をきれいにしようという思いと、これ以上、海にごみを出さないという意志。ごみ拾いを楽しむ姿勢もぜひ参考にしてみてください。
みなさんも “海ごみゼロ”を合言葉に、身近な場所で清掃活動してみませんか?
新入社員も地域住民も一緒に、名古屋の中心でごみ拾い!
名古屋の中心・栄では、ドラッグストアを展開する株式会社ビー・アンド・ディーとユニリーバ・ジャパンの協力で「メリ夫と一緒に街ごみクリーン作戦in栄」が開催されたそうです。メリ夫くんとはテレビ愛知エコキャンペーンのマスコット。フレッシュな新入社員のみなさんや一般参加の親子連れなどと一緒に、朝から48袋もの街ごみを回収して、清々しい笑顔があふれていました。
名古屋・矢場公園周辺でごみ拾い! 総勢121名が参加「メリ夫と一緒に街ごみクリーン作戦in栄」
美しい鴨川の姿を取り戻したい! 歴史ある定期清掃も活動の輪を拡大中
鴨川をハイキングしながらごみを拾うイベント「鴨川定例クリーンハイク」は、鴨川を美しくする会と鴨川流域ネットワークが定期的に行っている清掃活動で、4月は地域住民や学生、企業の有志など約270名が参加されました。60年前に地域住民の「美しい鴨川の姿を取り戻したい」という思いから生まれ、以降、活動の輪を広げているそうで、子どもたちへ川と海洋ごみ問題の関係を伝えながら鴨川への思いも受け継いでいるそうです。
【海をきれいに】鴨川定例クリーンハイク
日本のウユニ塩湖、父毋ヶ浜で2つの小学校が合同遠足&ごみ拾い
小学生たちがごみ拾い活動に取り組んでいたのは、日本のウユニ塩湖とも呼ばれる香川県の父毋ヶ浜(ちちぶがはま)。これは地元の2つの小学校が合同で実施した新入生歓迎の遠足でのイベントで、砂浜で遊ぶ前に全校生徒でごみ拾いを頑張ったそう。この海岸を定期清掃しているちちぶの会の会長さんのお話にもしっかりと耳を傾けました。
学校と地域の皆さんで、子どもたちに海の大切さと海を守るための取り組みを伝えているそうです。
地元の小学生が父母ヶ浜を清掃
秋田のごみ拾いは中高生の青春の1ページ!「おもいでごみ拾い」
ごみ拾い活動を青春の思い出にしてもらうという「おもいでごみ拾い」は、海と日本プロジェクトin秋田県の取り組みです。クラスメートと一緒に清掃活動を楽しんでいる中高生の姿が、続々とInstagramに掲載されています。
五城目高校では、ごみ拾い活動とあわせて海洋ごみ問題を学ぶ特別授業も実施されたそうですが、ほかにも県内のたくさんの学校が参加されていて、映し出されているのは制服姿やジャージ姿、部活帰りと思われる姿で学校や周辺地域のごみを拾う真剣で楽しそうな様子。きっと海ごみゼロウィークにも写真が増えていくと思うので、楽しみです。
五城目高校 海洋ごみに関する特別授業&おもいでごみ拾い